咳が止まらない

更新日:

70歳代の女性が「長年咳が止まらない」ということで來所した。

今まで沢山の呼吸器専門の医師に診てもらったそうだ。本人曰く、これ以上はないという呼吸器関係の検査も受けたが、診断は“喘息だろう”と。どこの病院に行っても診断は同じだったと言う。

 

病院では、「いつも喉に違和感があり、痰も出て動き出すとすぐ息苦しくなる」と訴えると、ステロイドの吸入剤が処方された。しかし、吸入剤をするようになって喉が渇いて声も出しづらくなってしまい、結局吸入剤も止めたそうだ。今回は西洋医学以外に解決策がないかということで来所されたらしい。

 

さっそくバイオレゾナンスの波動測定器で呼吸器系の鼻から喉、気管支、肺、肺胞という順に詳しく測定した。結果は何も問題がなかった。

 

ところが細菌やウィルス、寄生虫やカビ菌などの測定で、数10種類もの細菌や寄生虫がどこかにいることが分かった。そこで、これら大量の細菌類が体のどこにいるのかを調べるために体をスキャンすることにした。すると、喉の所で強い反応が出た。

 

「おかしいな、呼吸器系には何も反応はないんだけど・・」と思いながら、喉ということなので、今度は消化器系を調べてみた。口の中から唾液腺、食道の順に調べるのだが、唾液腺の所で強く反応した。

唾液腺は大きく分けると3ケ所だが、そのどれにも大量の細菌やウィルス、寄生虫、カビ菌の反応が検出された。

つまり、どこからか侵入してきた細菌やウィルス、寄生虫、カビ菌などによって喉が炎症を起こして腫れて息苦しくなり、それらの菌類や唾液を吐きだすための咳が続いていたものと考えられた。

 

唾液腺は消化器系の測定プログラムに入っていて、呼吸器系ではないので、呼吸器関係の問題を検査しても原因が分からなかったというわけだ。

最近の病院ほとんど専門的に分かれているので、専門外、担当外の問題を見つけることができないことが案外多いようだ。総合医療の必要性が言われているが本当にその通りだと思う

 

この女性は数回のハーモナイズで問題が解決した。しかし、できれば、どこからそれらの細菌やウィルス、寄生虫などが侵入してきたのか、その経路を見つけて対処する必要があると思う。そうしないと再発の可能性が全くないとは言い切れないから。

 

それから数週間後、再びその女性が来院して、また同じような咳の症状が出てきたと言ってやってきた。

測定してみると、前回測定時と同じ数10種類の菌類の反応が唾液腺でみられた。

今回は侵入経路を徹底的に調べることにした。

これだけの違う種類の菌類が侵入してくるというのは、小麦粉にダニが発生していたとか、風呂場がカビだらけだという単純なことではないと考えられた。

 

見つかった菌類をネットで調べてみると、ほとんどのものが園芸とか家庭菜園などの土に生息するものが多いことがわかった。そこで、部屋の中に観賞用の鉢など置いていないか尋ねたところ、リビングに沢山置いてあるという。そこでそれらの鉢の写真を撮ってもらって菌類を測定した。

 

その結果、本人から検出されたのと全く同じ種類の菌類の反応が土から検出された。

前回と同じようにハーモナイズをすると同時に、部屋の中の鉢植えを全部外に出してもらい、土いじりをする場合はナイロン手袋をしてもらうことにした。

 

これらの対処でようやく咳が治まった。よかった!

-現場からの声
-, , ,

Copyright© バイオレゾナンスセンター横浜 , 2024 All Rights Reserved.